top of page
  • 執筆者の写真さいてよ

全世界の人におすすめする至極の一冊

更新日:2021年1月9日





さいてよです。



今回は、僕が人生の相棒にしている至極の一冊を紹介したいと思います。

死ぬ時までこの本を手放すことはないでしょう。

その本とは…



”Who Moved My Cheese?”

「チーズはどこへ消えた?」

スペンサー・ジョンソン著


チーズはどこへ消えた?

です。


とても有名な本なので、知っている方も多いと思います。



この本、たったの94ページで読みやすいのに、人生にとってすごく大事なことが凝縮されています。



社会人、学生、お年寄り、関係なく全世界の人におすすめです。



今の生活に不満がある人。

不満はないけどなんだか閉塞感を感じている人。

現状を打破したいと考えている人。



こんな人の現状を明日から”本当”に変えてくれます。



本記事では本書の内容をわかりやすくお伝えし、

皆さんの思考や行動が変わることの一助になることを願います。


目次
  1. 変わらなければ破滅することになる

  2. もし恐怖が無かったら?

  3. 変化バンザイ!!

  4. チーズと一緒に前進し、それを楽しもう!

 
1.変わらなければ破滅することになる

本書では、ある物語を中心に話が進んでいきます。



物語に登場するのはネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホー。

この2匹と2人は「迷路」の中に住み、「チーズ」を探して生活しています。



ここで言う「チーズ」とは私たちが人生で追い求めている物、例えば仕事、お金、家族、健康などを象徴しています。

迷路」とは場所を表し、社会や地域、学校、家庭などのことです。



2匹と2人は毎日この複雑で広大な迷路の中でチーズを探しています。



その探し方はそれぞれで、ネズミは単純で非効率的な方法、つまり試行錯誤で探し、2人は複雑な脳みそによって編み出した高度な方法を用いて毎日チーズを探していました。



そんなある日、2匹と2人はチーズ・ステーションCで新鮮な大量のチーズを発見します。

「やったー!こんなにたくさんのチーズがある!もう大丈夫だ!」

2匹と2人は美味しそうなチーズに舌鼓を打ちます。



それからというもの、2人はチーズを手に入れたことに満足し、毎日チーズ・ステーションCに通ってはお腹いっぱい食べて帰るという毎日を送ります。



一方2匹は、チーズ・ステーションCに通うのは2人と同じものの、昨日と何か変わった点はないか、探り探りしながらチーズを食べていました。



そしてある朝、2匹と2人がチーズ・ステーションCに行くと、なんと

チーズが全て無くなっていました。



2人は驚き、事態を飲み込めずにあたふたしてしまいます。

しかし2匹は驚きませんでした。毎日チーズを観察していたおかげで、チーズがなくなりそうなことは予想できていたからです。



そして2匹は顔を見合わせると、チーズ・ステーションCを飛び出し、新しいチーズを探しに迷路へと出発して行きました。



一方で2人は、未だ立ち直れず時間を浪費していました。



「待っていればまたチーズが現れるのではないか。」

「誰かが持って行ったに違いない!真相を究明するんだ!」

「まだこのステーションのどこかにあるんじゃないか?」

「迷路に出るなんて危険だ!もう戻って来れないかもしれない!」

こんなことを言い合い、2人は体力と精神をどんどん消費していきました。



ここで物語の第1幕は終了です。



ここまで物語を読んでみて皆さんどう思ったでしょうか?

僕はこう思いました。

「おい、ヘムとホーは何やってんだよ。さっさとチーズ探しに行けよ。」

と。

きっと皆さんも同じことを思ったことでしょう。



しかし、これ現実世界だと意外と気づけていない場合が多いと思います。



僕の友人にスーパーDQNがいます。例えば車の車高低くして内装をLEDでピカピカさせて、リアガラスに天上天下みたいなシール貼っちゃうやつです。

彼と遊んだ時にコロナの話になりました。



「大体さ、政府がちゃんとしてねんだよ。最初から空港とかも全部閉鎖すれば防げたんだよ。それに今飲食店とか困ってんだからさもっと金配ればいいじゃん。あとさうちの会社まだテレワークやってんだけど能率悪い。やってない会社もテレワークさせろよ。」



もうほんとにこいつアホすぎると思いました。反論する気も失せました。

全て政府が悪いと言い、大企業もリストラ、給与減などに追い込まれているのに、なぜか自分の会社は大丈夫と思い込み、スキルアップもせず、文句を垂れているだけ。経済は回りものですよ。



まさにチーズ・ステーションCでチーズが無いことに不満を言い、状況は日に日に悪くなっているのにただチーズが降ってくるのを待っているヘムとホーのようです。



ここまでの物語で大事なポイントが1つあります。



変わらなければ、破滅することになる。



ヘムとホーはこのままでは餓死してしまうでしょう。

DQNの彼も、外界への不満ではなく、自分で行動するマインドを身につけなければ幸せは掴めないでしょう。



周りの状況は刻一刻と変化しています。ならば自分自身も変わっていかなければ置いていかれます。



現状維持は退化です。

 
2.もし恐怖が無かったら?

全く事態が好転しない状況において、ついにホーは言いました。

「迷路に出かけよう!」



しかしヘムは

「いやだめだ、迷路は危険だ。ここは居心地がいい。」

と話を聞きません。



そして何度か言い合った後、ホーは迷路へと出発する決心をします。

「もう古いチーズは戻ってこない。新しいチーズを探しに行かなきゃ。人生は進んでいる。僕らも進むなくちゃいけない!」

「チーズなんて本当にあるのか?あったとして見つけられるのか?ここにいた方が安全だから僕は残る。」

そうヘムは言い、ホーだけが迷路へと出発します。



迷路へと踏み出したホーにはとある感情が溢れてきました。

それは「恐怖」です。



真っ暗な小径の先には危険が待ち受けているかもしれない。迷って出られなくなるかもしれない。チーズなんて見つからないかもしれない。

そう考えると思考が鈍くなり、ネガティブな感情が溢れできます。



そこでホーは自分を客観視しました。

「今自分は恐怖に囚われている。でももし、この恐怖がなかったらどうだろう?」

そう考えるとなんだか急に爽快な気分になり、爽やかな風が吹き出しました。



「新しいチーズを探すってワクワクする!」

迷路に踏み出したことでホーは恐怖から解放されたのです。



「長いことこんな良い気持ちになったことはなかった。こんなに楽しい気持ちを忘れかけていた!」

そしてチーズが見つかった時のことを想像しました。チェダーにカマンベールにゴルゴンゾーラ、あらゆるチーズに囲まれて幸せな姿が思い浮かびました。



イメージが明瞭になるほど、前へと進む活力が湧いてきました。



そして元気はつらつに迷路を探し歩き始めました。



この第2幕での重要なポイントは

もし恐怖がなかったら?」と考えてみることです。



誰しも何かを新しく始める時って、怖いって思う部分あるじゃないですか。

「今の仕事じゃなくてあの仕事やってみたいんだけど、仕事キツいかも…」

「マッチングアプリやってみたいけど、嫌な目に遭うかも…」

「ジム入会したいけど、マッチョだらけで威圧されるかも…」



でもこれって勝手に自分で考えて作り出した妄想ですよ。

実際、その仕事をして生活している人もいるし、マッチングアプリで恋人ができた人もいるし、ジムで日々トレーニングしている人もいるわけです。



自分の中の恐怖が自分を邪魔しているんです。

スニッフとスカリーは単純な生き物ゆえにすぐに行動できたんです。

でもヘムとホーのように思考力があるあまり、恐怖を作り出して結局動き出せないこともあるわけです。



そしてその分だけチャンスを取り逃がしているんです。

もっと早く幸せを手に入れられたかもしれないのに。



もしやりたいことがあるのなら、一度恐怖をなくしてみることです。

きっと一歩踏み出せるようになります。

 
3.変化バンザイ!!

迷路を歩くホーは徐々にチーズのかけらを発見しだします。

「少しづつ見つけられてきたぞ!」

チーズ・ステーションCにいた頃の気持ちを捨て去り、新しい環境に順応してきました。

新しい考えがホーの行動を変えたのです。



時折恐怖に苛まれそうになりながらも、チーズを手にした時のことを想像して探し続けます。



そしてついにチーズ・ステーションNで大量の溢れんばかりの新鮮なチーズを発見しました。

夢と疑いたくなるほどの喜びの瞬間でした。



そしてそこにはスニッフとスカリーもいました。

2匹とホーは喜びを分かち合い乾杯しました。

変化バンザイ!!



以上で物語は終わりです。

きっと誰しもヘムの様にはなりたくないと思ったことでしょう。



でも意外とみんな知らず知らずのうちにヘムになっているんです。



僕は会社員として働き、仕事はそこそこ順調。十分暮らしていける給料をもらい、週末は趣味に興じて、彼女ともデートをする。友達とも旅行に行ったり、家族と過ごす時間も欠かさない。



十分幸せです。恵まれていると思います。

でもなんだか、こう、もっと何かできるんじゃないかなと心の底で感じていました。



そして何かを始めたいと思い、始めたものの1つがこのブログです。

誰にも読まれないかもしれない。仕事やプライベートが忙しくて記事が書けないかもしれない。

でも、今の状況に満足していてはヘムと同じだと、そう思って思い切って始めました。



まずは飛び込む、これ、大事です。


4.チーズと一緒に前進し、それを楽しもう!

最後に重要な点をまとめていきます。



今、あなたが持っているチーズは古くなっていませんか?

昨日と同じ今日を過ごしてばかりいませんか?



現状に満足している、もしくはためらってばかりで変化を起こせない、

その気持ちすごくわかります。



でも常に変化は起こります。いつまでもそのチーズがあるわけではありません。

新しいチーズを探しに行かないと、気づいた時にはヘムのようにとり残されているかもしれません。



新しいチーズを探す時には恐怖を感じることもあるでしょう。

でもその大部分は自分自身で作り出したものです。

最大の障壁は自分自身の中にあります。



そんな時は新しいチーズを手にして楽しんでいる自分を想像してください。

きっと幸せに溢れていると思います。



自分が変わらなければ事態は好転しません。



閉じこもって取り残されるのではなく、ホーのように一歩踏み出してみてください。

やってみたいことがあるならやってみてください。

新しい人生が始まるはずです。



最後にこの言葉で締めます。



チーズと一緒に前進し、それを楽しもう!



以上、「チーズはどこへ消えた?」でした!

閲覧数:26回0件のコメント
bottom of page