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【パソコン爆速化】SSDの何がスゴイ?

TGです。
以前、パソコン選びのポイントについて記事にしました。
その際、ストレージはSSDを選べば間違いない!と書きましたが、
そもそもSSDって何?という方も多いと思います。
そこで今回は、そんなSSDについて、詳しく解説していきます。
目指せ、SSDマスター!
SSDとは何か?
SSDとは、ソリッド・ステート・ドライブ(Solid state drive)の略です。
といっても、何のこっちゃというお話ですよね。
本題に入る前に、少しだけデジタルデータの話をします。
デジタルとは、すべてのデータを0か1で処理することです。
コンピュータでデータを処理する時にはどんな文字も、数字も、音声も、絵や写真も、
0と1の数字で保存されています(イメージは難しいかもしれませんが)。
これを量子化と呼んだりもします。
本題に戻り、ではどのようにデータを保存しているのかというと、
SSDでは“電子”を使っています。
電子が箱に入っていない状態を“0”、入っている状態を“1”として判断します。
そんな箱がたくさん用意されているのがSSDということです。

ちなみに、この電子を入れる箱1つを“1ビット”と言います。
1ビットには0か1の2つの情報を入れることができます。
これが2ビット、3ビット…となると、入れられる情報は4個、8個…と倍々に増えます。
1バイトが8ビットですので、よくある128GB(ギガバイト)のSSDには、
128×8×1,000,000,000で、1,024,000,000,000個(約1兆個!)の箱があることになります。
(ギガは10の1,000,000,000倍)
とてつもない数の箱が用意されていて、そこにデータを保存することができるのです。
ちなみに、SDカードやUSBドライブも名前は違いますが、仕組みは同じです。
SSD vs HDD
次に、SSDとよく比較されるHDD(ハード・ディスク)についても見ていきましょう。
HDDもSSDと同様0か1でデータを保存しますが、電子ではなく“磁気”を用います。
小さな磁石がたくさん並んだイメージで、SS(あるいはNN)と並んだ場合に0、
SN(あるいはNS)と並んだ場合に1と判断します。
(※S極だから0、N極だから1というわけではありません!注意!)

SSDもHDDもストレージとしてはよく使われていますが、
実際どのような違いがあるか比較してみます。

どちらもメリット・デメリットがあることが分かります。
ただ、近年はSSDでも大容量の製品が登場していますし、価格も安くなっていることから、
基本的には“SSDが最強!”という認識で問題ないです。
おそらく、今後数年の間に、ほとんどのパソコンのストレージはSSDに換わっていくでしょう。
おまけ:昔使われていたストレージたち
最後に少し小話を。
今でこそパソコンに使われるストレージはSSDかHDDですが、
実は過去に“フロッピーディスク”というものも使われていました。
30代以降の世代は見たことがあると思いますが、
約9センチ角の正方形のケースの中に、磁気テープが入っていました。
仕組みとしてはHDDとほぼ同じです。
また、パソコンではありませんが、音楽や映像を保存するのに、
“カセットテープ”や“VHS”といったものも使用されていました。
こちらも磁気テープの記録するもので、もしかしたら見たことがあるかもしれません。

最近は音楽や映像はCD、あるいはブルーレイディスクに保存されることがほとんどです。
今回はその仕組みについては触れませんが、いずれ解説したいと思います。
まとめ
今回はSSDについて解説しました。
SSDの凄さが少し実感できたのではないでしょうか。
今後パソコン売り場に行った際は是非確認してみてください。
それではまた。